Day After Day

Introduction

Lyrics:
川瀬智子
Composition:
松井亮
Arrangement:
the brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)

“来る日も来る日も” という意味の ‘Day After Day’ は一言で言うと現実逃避の歌です。Tommyの曲にしては珍しく、扱っているテーマが恋愛ではなく、妙にファンタジックな単語も見当たりません。詞の雰囲気が初期の頃の詞に近い印象を受けます。

来る日も来る日も頭を悩ませる日々が続き、主人公はこうした生活にうんざりしています。このアルバムはとても切羽詰まったスケジュールの中で制作されました。Tommyがこの詞を書いているときも、かなりのストレスがかかっていて、そうした状況下の自分をうまく詩の中に表現しているのではないのかと思います。Tommyは自分自身のことを詞に書くことはほとんどないのですが、この曲に関しては例外のように感じました。苦しくて、悩んでいる。そんな少しくらいテーマの曲のように捉えがちですが、実はそうではありません。 “言い訳もやめたい” 、 “どんなに悩んでいても同じ” というフレーズからも感じ取れるように、「結局のところ悩んでいても打開にはならない。とにかく突き進もう。」というポジティブな志向の詞です。

一方、曲は比較的シンプルで、しっとりとした楽曲です。いかにも松井亮が作曲したという感じで、独特の温かみのある、何とも言えない心地よさのある楽曲です。従来の楽曲で言うと‘You & I’や‘長いため息のように’のような初期の楽曲に近い感じです。You & Iよりもう少しスッキリしていて、長いため息のようにから重厚さを取り除いた感じです。曲の終わりのギターの雰囲気は長いため息のようにに近い印象を受けました。とてもシンプルでスッキリしたメロディーで、自然と時が流れていく感じがします。よく聴いてみると、意外と重厚さもあります。メロディーの中心はやはりギターで、その音色がとても映えています。その一方でキーボードもなくてはならない重要なウエイトを占めています。ただ、キーボードはギターの邪魔にならないように、存在感をうまく潜めています。

ボーカルについても下手な加工が施されていなく、自然に近い印象を受けました。まるで、自分のすぐ目の前で歌っているような感じです。

この曲はアルバムの中でも静かに横たわる名曲といった感じです。

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