Bloomin’!
Introduction
- Lyrics:
- Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)
- Composition:
- MALIBU CONVERTIBLE
- Arrangement:
- MALIBU CONVERTIBLE
- Tie up:
- 資生堂 “PN” コマーシャルソング
‘Bloomin’!’はいわずと知れた名曲で、Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)を代表する名曲といえるでしょう。曲は‘EVERYDAY AT THE BUS STOP’の流れを汲んだサウンドで、80’sのエレポップと歌謡曲風の作りになっています。高音でディレイをかけたシンセサイザーっぽい音や、ハンドベルっぽいキラキラしたサウンドが主体で、明るくはじけるような曲で、パステルカラーのジャケットなど、ロマンティックでピュアな感じで統一感ある作品に仕上がっています。サビの部分ではバックコーラスとハモっていて、とても深みが出ています。この曲は彼女自身も大変気に入っているそうで、私も大変気に入っていますし、世間でも非常に好感がもたれている曲です。
曲制作には資生堂側のコピーライターも参加しました。Bloomin’!というタイトルのネーミングセンスはTommy february⁶ (トミー・フェブラリー)やthe brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)とも違った感じですが、実は、このタイトルは資生堂から指定された名前です。他にもサビのど真ん中にBloomin’!が来るようにといった難しい要望もありましたが、見事クリアされています。
コンセプトは春、パステルカラー、ふわっと咲く花の感じで、タイトルのBloomin’!は “花が咲く” という意味です。詞も花にまつわるストーリーになっています。展開としては咲いた花が降って来て、その花にキスするといった、かわいらしく、ピュアな感じです。Bloomin’!のメイン商品はルージュですので、 “lips” など、連想されるようなキーワードも埋め込まれています。実際のコマーシャルではシャボン玉がふわふわと浮いていて、それをそっと吹いたりします。コマーシャルの映像は先にできていたので、シャボン玉を吹くときに “ためいき” がくるようにしたそうです。資生堂版のコマーシャルの15秒バージョンで、伊東美咲がシャボン玉を吹くときにちゃんと “ためいき” という言葉がきています。
明るくはじけるような曲とピュアな詞、パステルカラーのジャケットなど、ロマンティックでピュアな雰囲気で統一感ある作品に仕上がっています。この曲は彼女自身も大変気に入っているそうで、私も大変気に入っていますし、世間でも非常に好感がもたれている曲です。
このBloomin’!というネーミングはその後の資生堂の作品のネーミングに少なからず影響を与えているのかもしれません。従来の資生堂の作品のタイトルで、英語1単語の曲は‘“I”’と‘YES’くらいしかないのですが、Bloomin’!後の“THE WINTER ALBUM”では、‘Holidays!’や‘Flowers’、Flowersなど英語1単語の曲が3つも収録され、しかもHolidays!の感嘆符の付いているあたりは非常にBloomin’!に酷似しているといえます。
一方、 ‘Bloomin’! (ONGAKU MIX)’ は好みが分かれるようですが、私は心が落ち着くようで、気に入っています。静かでゆっくりと時間が流れていくような曲です。
余談ですが、このシングルのプロモーション用のLP(アナログ盤)ではカップリング曲としてなんとカバー曲‘Can’t take my eyes off of you’(君の瞳に恋してる)が収録されている、夢のシングルとなっています。もし製品版にもこの曲が加わってたら、すごいことになっていたと思います。ただ、両曲を同じシングルに入れてしまうと、Bloomin’!の素晴らしさが半減してしまいます。Bloomin’!はそれ1つで十分素晴らしいポテンシャルを持った作品といえるので、結果的にBloomin’!だけに絞ったのは正解といえます。一方、Can’t take my eyes off of youもアルバムの代表曲として収録されており、結果的に両曲とも共存できたと思います。
今回のミュージックビデオには従来のミュージックビデオとは一変して、ストーリー性があります。不思議の国のアリスがモチーフにされているようで、ファンタジックな世界が広がっています。ウサギやトランプの兵隊が登場します。Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)はアリスの格好にふんしたり、テニスウェアを着てチアリーダーたちと踊ったりします。 “今夜…… 星が流れたら” のところで、チアリーダーの振り付けが、ちゃんと星が流れている感じが出ています。また、曲の最後でBloomin’!の曲がリピートしながらフェードアウトするように、ミュージックビデオもストーリーが回帰しており、果てしなく続く物語といった感じです。
Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)がテニスでサービスをしますが、これがウサギやトランプの兵隊にとって受難となります。トランプの兵隊はちゃんと難を受けるとき、ちゃんとまばたきします。
今回の作品はEVERYDAY AT THE BUS STOPのような毒気もなく、ロマンティック志向一直線といった感じです。また、前々作や前作ではウィスキーボトルを手に取るシーンがありました。これは少し現実逃避の気があって、アルコールの力を借りているらしいのですが、今回はこういうシーンはなく、現実逃避を克服したようです。活動的で少し大人っぽくなったような気もします。ただ、その後の2002年3月23日に発売された扶桑社の “junie” 2002年4月号ではTommy february⁶ (トミー・フェブラリー)は、再びアルコールの力を借りているようです。これはウイスキーではなく、シャンパンですが、なんかスケールが豪快になっています。
12月に撮影があり、年末は仕事が立て込んでいたと言っていたので、撮影時期はおそらく12月中旬だと思われます。12月中はテレビの収録やミュージックビデオの撮影が立て込み、大変だったそうです。このミュージックビデオも32時間連続で収録したので、途中で京都の実家に帰ろうかと思ったくらい辛かったそうです。Tommyの人生史上初めて野宿を体験し、ミュージックビデオの森の中で寝たそうです。32時間連続でを行ったということは、スタジオ収録とロケーションを一気に行ったのでしょうか。ただ、森の中で寝たり、ロケーションでの疲れた表情を見ると、ロケーションはだいぶ後のほうに撮影されたと今が得られます。
撮影場所はまったく不明です。ヒントになるものがまったくないので、特定できません。ただ、池にさくが映っていたり、メイキングビデオで、背景が山というよりは丘陵に近い感じだったので、そんなに山奥ではない感じです。交通の便を考えると都内の八王子や青梅あたりが怪しいと思います。
![[Figure]](/img/fig-event-bloomin.avif)
“Bloomin’!”は、渋谷では駅の広告がTommy february⁶ (トミー・フェブラリー)と “PN” のポスターが交互にはられたりしました。また、2002年1月15日には新宿で “新宿ステーションスクエア・ゲリラライブ” が行われるなど、Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)としての活動が最も目に見えた時期でもあります。
そもそも、私がTommy february⁶ (トミー・フェブラリー)のファンになったのは、このBloomin’!からで、Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)ファンとしては比較的新しいほうではないかと思います。もっと早くから、Tommy february⁶ (トミー・フェブラリー)の良さに気付くべきだったと、今でも気がとがめます。

![[Jacket]](/img/cd-bloomin.avif)
![[Jacket]](/img/cd-tommy-february6.avif)
![[Jacket]](/img/cd-strawberry-cream-soda-pop-daydream.avif)