愛の♥愛の星

Introduction

Lyrics:
川瀬智子
Composition:
奥田俊作
Arrangement:
the brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)
Tie up:
TBS系列 “CDTV” 1999年8–9月度 オープニングテーマソング
ダイドードリンコ “ミスティオ” コマーシャルソング

タイトル曲の‘愛の♥愛の星’はTBS系列 “CDTV” の8,9月度のオープニングテーマソングにも起用され、ダイドードリンコの “ミスティオ” のコマーシャルソングにも起用されました。この曲は夏を意識した明るく滑らかな曲です。この曲は‘長いため息のように’までの滑らかな楽曲と‘CALL MY NAME’以降の少し激しい感じの楽曲のちょうど過渡期にあたり、ミディアムな感じです。そういう意味ではバンドの路線変更の象徴的楽曲ともいえます。Tommyは少し前から “切ないバンドのイメージはもういい” とも語っています。これについては後に “名前とセールスを残すようになって似たイメージのバンドが増えてきたことを無意識に反発していたのかもしれない” とも語っています。

ギターのメロディーは非常にシンプルです。最初はギターから始まり、ついでボーカルドラムとベースが合流し段々と厚みを増して行き、サビで一気に盛り上がる構成となっています。ライブツアー “the brilliant green 1999 Spring Tour There will be live there Vol.2” で、 ‘アメリカ’ というタイトルで披露されていました。これは曲調がアメリカ風なことから由来しています。確かに従来のブリットポップと比べるとアメリカ的なサウンドです。このツアーで非常に受けが良かったので、このシングルのリリースに踏み切ったそうです。

歌い方も変わっています。従来は甘い感じの歌い方でしたが、今回は腰が据わっているというか、少し声が太い感じで、非常に安定感のある歌い方です。歌の “例えば~” の “た” が無声音になっています。そのかすれた感じがこの曲全体の強いアクセントとなっていて、最も印象に残っています。この曲は私も大変気に入っている曲の1つです。この曲は元々英語詞にするつもりだった曲ですが、リズムどり用の日本語詞の仮歌が後にそのまま採用されました。詞もメロディーと合っていて、温かく見守る、やさしい感じの詞です。主人公は愛の星を統治している愛の女神で、アフロディーテというギリシア神話の恋愛と美の女神がモチーフとなっています。詞にはあなたを愛して守ってあげるというやさしい感じのある一方、逆にあなたを困らせるものは壊すという側面も持ち合わせています。

ミュージックビデオも非常に良くできていて、気に入っています。メンバーたちは森の中の小さな滝で演奏しています。Tommyは水色の涼しげな服を着ています。彼女たちはちょうど森の妖精のような雰囲気を醸し出しています。また、 “例えば~” のところではTommyの服が赤くなり、光り輝き出します。楽曲、音声ともに強烈なアクセントが置かれていて、非常に印象深いシーンでした。

Fig.1.
愛の♥愛の星

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