Hello Another Way –それぞれの場所–

Introduction

Lyrics:
川瀬智子
Composition:
奥田俊作
Arrangement:
the brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)
Tie up:
JAL “2000 ACTIVE北海道” キャンペーンソング

‘Hello Another Way –それぞれの場所–’ はJALの “2000 ACTIVE北海道” のキャンペーンソングに起用されました。楽曲は‘CALL MY NAME’や‘BYE! MY BOY!’の路線ではなく、‘長いため息のように’などに近い感じです。滑らかな曲で、ゴシックというか中世のような、いかにもthe brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)という独特の雰囲気が出ています。最初の出だしの部分はギターの温かみのあるサウンドで始まります。Tommyの声もしっかりしていて、メロディーは非常に深みのあるものに仕上がっています。アルバムに収録されているものはリバーブがかけられていて、響き渡る感じがよく出ています。

詞のテーマは人生の岐路で、ふと自分の人生を振り返ってみる感じです。ちょうどジュンブライド前にリリースされたので、結構式で歌ってもいいと思います。

ミュージックビデオは中世フランスと現在の港湾倉庫が舞台です。Tommyはウェーブを帯びた金色の髪で歌います。中世フランス風のカットでは鉄のよろいを着ていて、一言で言うとジャンヌ・ダルクの雰囲気です。目の色はブリリアントグリーンの美しい瞳になっています。中世フランス風と現在の港湾倉庫のカットが交互になっていますが、このあたりは人生の岐路というか、現在と自らの歴史を振り返るという意味が込められているのかもしれません。

この曲は、当時、the brilliant green (ザ・ブリリアントグリーン)は低迷していたので、メンバーたちがもう一度脚光を浴びたいと強く切望して作られた曲です。そうした意味では希望もあるが、重圧感もある楽曲に仕上がっています。メロディーも‘There will be love there –愛のある場所–’の頃を思い起こさせる滑らかな楽曲ですし、 ‘Hello Another Way –それぞれの場所–’ という曲名も最盛期であったThere will be love there –愛のある場所–を強く意識して作られたものです。どうして、メンバーたちがこのようにしてまで、急に世間からの評価を得たいと思ったのかはわかりません。これは私の勝手な想像ですが、テーマも人生の岐路ですし、何かバンド存続に関わる重大な事態が予測されていたのかもしれません。ただ、後にメンバーはこの考えは結果的に失敗だったと語っています。

リリース直後のセールスは不調でしたが、その後、ロングセラー化して、最低限の目標には達したようです。また、次にシングル“angel song –イヴの鐘–”もヒットし、これらのシングルで、そうした不安を一気にぬぐい去りました。

Fig.1.
Hello Another Way –それぞれの場所–
Fig.2.
Hello Another Way –それぞれの場所– (THE SWINGIN' SIXTIES)

Including this song